1989-06-20 第114回国会 衆議院 農林水産委員会 第10号
○吉國政府委員 この法律をやめたから直ちに価格が上がるとか下がるという関係ではないというふうに思っております。長期的には、この法律を廃止後、競争原理ということを通じまして生産、流通面での合理化が進むということを期待している次第でございます。
○吉國政府委員 この法律をやめたから直ちに価格が上がるとか下がるという関係ではないというふうに思っております。長期的には、この法律を廃止後、競争原理ということを通じまして生産、流通面での合理化が進むということを期待している次第でございます。
○吉國政府委員 いずれにいたしましても、よく試験データを確かめながら、いい品種の普及を図っていくという観点からいろいろな努力を行ってまいりたいと思っております。
○吉國政府委員 大豆につきましても、内外価格差、これはアメリカにおきましても価格の変動が激しい点がございまして、そういう意味でも比較がなかなか困難な点がございますが、過去三年ぐらいの平均で比較をしますと、やはり生産者価格で七倍ぐらいの開きがある状況になっております。 これの今後に向かっての努力という点につきましては、先ほど来麦につきまして食糧庁長官からお話のあったのと全く同様の問題がございます。
○吉國政府委員 北海道上川支庁の士別市についてのお尋ねでございます。先生よく御承知のように、この転作目標面積の配分につきましては、地域のいろいろな条件というものを考え、今後とも農業、稲作生産というものを担っていただく地域なり担い手ということを考え、また一方で土地利用計画、線引き政策、そういったものとの整合性というようなことを考えながら配分をしていくという基本的な考え方になっているわけでございます。
○吉國政府委員 私から、青年就農者の問題について、まず実態をお話をさせていただきたいと思います。 ただいま先生お話しのように、新規学卒就農者が減っていることは事実でございます。
○吉國政府委員 水田農業確立対策の後期対策の検討状況ということでございますが、先生もただ いまお触れになりましたように、農政審議会の小委員会の報告が出されております。
○吉國政府委員 来年からの生産にかかわります事業でございますので、本年秋までには決定する必要があるというふうに考えております。
○吉國政府委員 いつまでという期限は現在のところ設定をいたしておりません。先ほど申し上げましたように、他作物を植栽する、あるいは植林をするという作業は今年度中にやればいいということになっておりますので、そういった意味では最終結果が態様別に判明をいたしますのはしばらく先になろうかと思っております。
○吉國政府委員 ただいま私申し上げましたのは、自由化に備えましての関連対策ということで整理をしたものの概要でございまして、もちろんパイナップルの生産性の向上なり流通の改善なりという課題に対しまして、一般的な施策としては当然長期的に考えていく必要があるというふうに私ども考えております。
○吉國政府委員 おっしゃるとおりでございまして、私ども、正確に数値的に申し上げられませんけれども、初年度の転換等の態様別の区分としては、相当部分が廃園または植林という形態での対応になっているという印象を受けているところでございます。
○吉國政府委員 現在前期対策で実施をしております際の在庫減らしの目標といたしましては、平成二米穀年度末に百三十万トンに在庫を減らすという計画であったわけでございます。また、平成元年度、つまりことしの十月末には百五十万トンに減らす計画であったわけでございます。
○吉國政府委員 お尋ねの御趣旨は、今の対策の中で在庫を減らしていくための生産調整面積が約四万ヘクタール含まれているはずであるから、自後の来年以降の対策にお…てはこの分だけ面積が減るのかというお尋ねであったわけでございます。
○吉國政府委員 ただいま農政審議会に小委員会を設けていただきまして、検討に入っております。全体の作業をどの時点で終結するかということにつきましては、まだ確たる見通しは定まっていない段階ではないかというふうに承知をいたしております。
○吉國政府委員 全体としてそういった作業道の整備と認定できるという性格のものであれば、そのために切った樹木につきまして、これを園地転換として扱えるのではないかという考え方に立って指導をいたしているところでございます。
○吉國政府委員 事業団の制度、運営の実態につきまして、まずお話を申し上げたいと思います。 事業団の生糸の売り渡しは、そのときどきの相場、価格水準を考慮して行うことはもとよりでございますが、生糸の市中在庫の状況は、先生御承知のように最近事業団の放出がかなり行われたこともございまして、市中の民間在庫がかなりの高い水準になっているという実態もございます。
○吉國政府委員 まず、資材費節減の問題につきましてお答え申し上げます。 先生御指摘のように、生産性向上という点からは資材費の節減が非常に重要でございますので、私どもは、生産面あるいは流通面、利用面、各分野におきましていろいろな努力を行ってまいっているところでございます。
○吉國政府委員 関係の農家の方々なりあるいは地方公共団体からの要請には、確かに先生おっしゃいましたように、そういった御要請もございます。そのほかにも、例えば防除に要した経費を補助できないかとか、あるいは稲が倒伏をした、それによって稲刈りあるいは青刈りをしなければならぬ、そういった経費に対する助成はできないかといった御要望もあるわけでございます。
○吉國政府委員 種もみの確保につきましては、量的な確保の面につきましては、各県あるいは団体とも十分な連携の上に、必要な優良な種が確保できるよう万全を期してまいりたいと思っているところでございます。
○吉國政府委員 総体で七十億でございまして、そのうち緊急に予算措置対応をしたいと思っておりますものが四十二億でございます。
○吉國政府委員 この加工原料用パイナップルの価格安定対策全体で約二十四億円というふうに考えております。これの予算措置につきましては、なるべく緊急に措置すべきものについては緊急に措置したいと考えておりますが、何年でどれだけというようなところはまだこれからの調整作業でございます。
○吉國政府委員 ただいま、先ほど申し上げましたような考え方で鋭意検討を進めておりますので、その実現に向けて努力をしてまいりたいと考えております。
○吉國政府委員 紀ノ川農協の問題につきまして先生からお尋ねがございまして若干事情を聞いてみたわけでございますが、まだ詳しい状況がわかっているわけではございませんけれども、この紀ノ川農協は県の農協連合会に未加入であると承知をいたしております。こういった状況で、果汁工場の方の経営の立場からいたしますと、員外利用 を認めるということには問題があると考えているようでございます。
○吉國政府委員 園地の再編計画につきまして、私ども、全国的に生産者団体また地方公共団体の一致協力した取り組みによりまして、かんきつ農業の体質強化に全体として役立つような進め方をしてまいりたいというふうに考えております。 私ども、この事業の進め方といたしまして、やはり関係農家の皆様の御理解に立って自主的な取り組みをしていただくという方向で物事が運んでいくことを期待をいたしておるところでございます。
○吉國政府委員 おおむねお話のあったとおりでございます。 要転換面積につきまして、ミカンにつきましては、私ども二万二千ヘクタール減らしたいというふうに考えておりまして、転換率でいえば二割を若干上回る状況になると思っております。
○吉國政府委員 企業活動として一定の制度上の制約のもとで最善を尽くすということについては私どもも含めて努力をしていかなくてはならぬと思っておりますが、全くその危険がないわけではないというだけで使用を中止するという状況のものであるかどうかということもございましょうし、また企業活動にかかわる問題でございますので、政府から今の時点でとやかく、こういうことがあったらこうするというようなことを言える段階ではないということにつきまして
○吉國政府委員 私どもは状況に応じまして、その時点その時点で適切な対応をやるという立場であると思いますので、そういう面で最善を尽くしてまいりたいと思っております。
○吉國政府委員 死文化させようということは考えておりません。
○吉國政府委員 まず、先生がお話しになりました数字の点でございますが、数字の動きとしてはおおむね先生がお話しになったような状況であると私どもも承知をいたしております。
○吉國政府委員 需要の動向につきましては、先生御承知のようにミカンの需要は残念ながら近年相当減ってまいっております。これは、私どもの見方といたしましては、やはり消費の多様化といった傾向が反映しているという面が非常に強いのではないかというふうに見ておるところでございます。
○吉國政府委員 かんきつ農業の体質改善につきまして進めてまいっております措置の概略について御説明申し上げます。 まず、需要の動向に応じた生産体制ということで、先生よく御承知のように園地転換対策を進めてまいっておりまして、五十四年から五十八年度まで三万ヘクタールの転換を進めたわけでございますが、さらに引き続きまして五十九年度から六十一年度まで一万ヘクタールの園転を実施いたしてまいっております。
○吉國政府委員 資材価格、農業機械、肥料、農薬等について私からお話を申し上げたいと思います。 農業生産資材の価格は、先生御承知のとおり、全農と製造業者との間で交渉して決めるということがベースになっておりまして、これを目安にいたしまして商系も含めた価格が形成されている、こういう状況にあるわけでございます。
○吉國政府委員 果振法五条の制定の経過につきましては、ただいま先生がお触れになりたとおりでございますし、またその内容が、果実の輸入によりまして価格が著しく低落しまたはそのおそれがあるという場合であって、かつ生産、出荷の安定に関する措置によって事態を克服し得ない場合に「相当と認められる措置」を講ずる、こういう規定のしぶりになっているところでございます。
○吉國政府委員 この条項は特定果実に関する条項でございますが、私ども現在特定果実として指定をいたしまして需給安定措置が必要であるということでやっておりますものは、御存じのとおり温州ミカンでございます。
○吉國政府委員 ただいま先生お話しのように、ハウス栽培用の電力料金につきまして要請があるわけでございまして、私ども、先般先生からのお尋ねがありました際に申し述べましたように、この問題については料金改定の都度いろいろと通産省にも働きかけを行ってまいっておるところでございます。
○吉國政府委員 農薬として国内で使用されるものについての規制は、先ほど申し上げましたように安全性を検査いたしまして、必要な登録基準等を定めまして、またそれに則した使用方法を求めていく、こういった考え方でやっているわけでございます。
○吉國政府委員 先生御承知のように米の需給の安定を図り、またその基礎の上に価格の安定を図るということは非常に重要な問題でございまして、ここ十数年来計画生産をしつつ、農業の生産性向上を図っていくという視点からの対策が進められているわけでございますが、こういった計画的な生産の手法というものについては、なおその必要性があると私ども考えているところでございます。
○吉國政府委員 六十三年度の新規事業としましては、Uターン青年、一たん都会に就職をしましてから農村に帰ってこられる青年の方、また、新規参入、農外から新規に参入をされる青年の方に対する特別の養成事業を始めるという事業を考えておりまして、地域農業担い手養成特別事業という名称で予算をお願いいたしておるところでございます。
○吉國政府委員 ちょっと極めて一般的な御質問でございますので大変お答えがしにくいのでございますが、お話しになりました四つのうちで、安全性というのはある意味では非常に重要であると考えますし、商品価値という面におきましてはその他の要素もそれぞれ重要な要素であろうかと思っております。
○吉國政府委員 私どもといたしましては、この対策が本来の趣旨に即しまして全国の稲作農家の皆様方の御協力の上に適切に実施されるということを期しながら推進に努めているということでございます。
○吉國政府委員 先ほどあるいは冒頭に申し上げるべきであったかもしれませんが、基本的には、やはり農業を魅力ある産業として育てていく、また住みよい農山漁村をつくっていくということが何よりの基本ではないかというふうに考えているところでございます。
○吉國政府委員 ただいま先生がお話しになりましたとおり、ミカンの需給につきましては深刻な状況になっていると私ども認識をいたしております。
○吉國政府委員 調整保管の具体的な内容につきましては、需給の状況、特にジュースの搾汁量の実態等を踏まえまして、また、今先生お触れになりました過去の経緯との関係、私もちょっと今詳細に承知をいたしておりませんが、よく勉強してみまして適切な内容で検討を進めてまいりたいというふうに考えております。
○吉國政府委員 繰り返しで恐縮でございますが、沖縄のパイナップルの実情に即した最善の措置を検討したいというふうに考えております。
○吉國政府委員 肥料の価格の問題につきまして、農業生産上非常に重要な資材でございますし、また農家の方々が大変心配しておられるのも、私どもただいま先生がおっしゃったとおりの状況ではないかというふうに認識をいたしております。
○吉國政府委員 生糸の価格が安定上位価格を昨年の秋以降突破いたしまして上昇しているという点につきましては、ただいま先生がお触れになったとおりでございます。 今お話ございましたように、生糸の繭糸価格安定制度の趣旨に照らしまして、私ども価格安定帯の中にできるだけ価格が安定的に推移をするようなことを目指しまして、事業団からの売り渡しに努力をいたしておるところでございます。
○吉國政府委員 ただいまお話の供用品の再検査の問題につきましては、先生御案内のとおり非常に価格形成との関係で微妙な問題点をはらんでいるところでございます。
○吉國政府委員 お話しございましたように、我が国の農業に致命的な打撃を与えるようなことが断じてないようにという趣旨の国会決議もちょうだいいたしておるところでございますし、そういった基本線を踏まえて行動することは当然でございますが、一方におきまして、外務大臣もお触れになりましたようにガットにおきます紛争処理手続との関係というものが登場してまいっているわけでございまして、私どもとしては終始一貫アメリカとの
○吉國政府委員 お答えいたします。 この問題は、外務大臣からいろいろお話がございましたように、大変難しい問題を含んでおりますので、私どもといたしましては、このたびの会議での各国の発言等もよく分析いたしまして、外務省ともよく御相談申し上げながら日本国政府として適切な対応ができるような方策を見つけ出してまいりたい、このように考えておるところでございます。